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産学交流会

産学連携室では基礎工学研究科の研究成果の産業利用や情報発信,産業界と研究者の交流の促進を目的に毎年3回の産学交流会を実施しています.

  • 基礎工学研究科が取り組む大型プロジェクトと連動した研究成果紹介
  • 近隣の研究機関,産学連携振興団体との共同企画
  • 大学と企業の研究者・開発者による産学連携事例の紹介
  • 大学の研究室・研究設備の見学会
  • 大学人と企業人との交流の促進(懇親会・名刺交換会:毎回実施)
2003~2011年度に開催した24回の交流会では、のべ2,140名にご参加いただいています.過去の交流会の詳細はこちらからご覧いただけます.

第25回基礎工学研究科産学交流会は平成24年6月13日(水)に、大阪大学基礎工学国際棟シグマホールにおいて開催します.


第25回基礎工学研究科産学交流会

日 時:平成24年6月13日(水) 14時~

場 所:大阪大学基礎工学国際棟シグマホール→ アクセス

【プログラム】
「身近に利用されている数学の世界」
 
14:00 開会の挨拶
産学連携室室長 教授  糸 﨑 秀 夫
 
14:05 金融の数理:価格付けとヘッジング
システム創成専攻 社会システム数理領域 教授  関 根   順
 
数理ファイナンスでの重要問題の一つが金融商品の価格付け(プライシング)とヘッジングである。基本となるのは無裁定の原理であり、通常は金融商品の“複製”を用いた議論が行われる。講演の中では、どのような数理的手法(モデルや道具立て)が用いられるのかに触れながら、適正な、あるいは非適正なプライシングの実例も紹介したい。最先端の理論・技術の紹介ではなく、むしろ基本的な金融リテラシーの重要性に触れる内容になる予定である。
 
14:25 破産リスクを測る保険数理の世界
システム創成専攻 社会システム数理領域 准教授  清 水 泰 隆
 
損害保険会社は事故や災害による損害を保険金という形で補償するかわりに、一定の保険料を徴収することで経営が成り立っている。しかし、想定外の大規模災害が起こると、徴収した保険料では保険金を賄えず「破産」に陥る危険性がある。こうしたことから、保険の世界では破産リスクを数学的に評価する手法が古くから研究されてきた。予測できない事態が招く破産リスクを数値化し、それを経営戦略に役立てる保険数理の世界の一端を紹介する。
  
15:05 企業年金のリスク管理
ライフネット生命保険株式会社 リスク管理部  藤 澤 陽 介
 
保険会社のリスク管理の視点から見た時の企業年金のリスク管理の在り方について議論する。年金数理に立脚した現在のフレームワークで捉えることのできないリスクを特定した上で、北米での年金数理に関する議論や国際会計基準を巡る動向を交えながら、年金数理の発展の可能性について紹介する。
 
15:45 休憩
 
16:00 欠損値に悩む - 不完全データ解析の最前線 -
システム創成専攻 数理科学領域 教授  狩 野   裕
 
データ採取には欠損(欠測)が伴う。欠損は実験研究でも調査研究でも生じる。欠損が少なく偏りが小さければ問題にならないかもしれないが、一般にそうでない場合も多い。本講演では、欠損値を含むデータ解析における最新の統計分析法を紹介する。従前の分析方法と比してどういったことが可能になったのか、前提とされる条件は何か、残されている課題は何か等を、実際の分析事例を交えて紹介する。
 
16:40 実用化に近づく“数理医療” - ホモロジー画像検査と磁場源解析 -
システム創成専攻 数理科学領域 教授  鈴 木   貴
 
痛みがなく安心・安全な検査、正確で大量・高速なデータ処理は医療現場の切実なニーズである。 組織検査はがんの診断と治療の決め手であり、生体の切片画像から数少ない専門医が大量のデータを分析している。 その形態の複雑さから自動診断は困難とされてきたが、最近、組み合わせ論的位相幾何(ホモロジー)の指標の使用が有効であることが実証されつつある。 またSQUID(超伝導量子干渉計)による生体磁場双極子解析では瞬間データからソース数を決めないで正確に再現する方法が確立し、ノイズを含む実データの分析が計画されている。 研究の現状と材料科学やシステム工学でも応用可能な数理的原理を紹介する。
 
17:45 懇親会(場所:待兼山会館 会費2,000円)


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